
秋明菊(シュウメイギク) Japanese anemone
秋の花 花色は白、ピンク、紫。
花名の由来
花名の秋明菊(シュウメイギク)は、秋にキクに似た明るい花を咲かせることにちなみます。実際にはキク科ではなく、キンポウゲ科の植物です。
シュウメイギクはとくに京都市北部の貴船に多く見られることから貴船菊(キブネギク)の別名もあります。
シュウメイギクはアネモネの仲間(イチリンソウ属)です。中国が原産で日本へは古い時代に渡来し、各地に帰化しています。英語では「Japanese anemone(日本のアネモネ」と呼ばれています。
シュウメイギク全般の花言葉
「薄れゆく愛」「忍耐」
花言葉の由来
シュウメイギクの仲間であるアネモネには悲しい伝説があり、アネモネの花言葉(「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」など)も切ないものになっています。
シュウメイギクの花言葉「薄れゆく愛」もそれにちなむともいわれます。
アネモネの悲しい伝説
アネモネと西風の神
春と初夏のそよ風を運ぶ西風の神ゼピュロスは、花と春の女神フローラの次女のアネモネを愛していました。女神フローラは西風のゼピュロスが自分を愛していると思っていましたが、愛されているのがアネモネだということを知ります。怒った女神フローラは、アネモネを自分のところから追い出してしまいます。西風の神ゼピュロスは、女神フローラとの平和を保つため、仕方なくアネモネを見捨て、彼女の姿をアネモネの花に変えたといいます。
美少年アドニス(ギリシャ神話)
愛と美の女神アプロディーテーが息子のキューピッドと遊んでいたときキューピッドの射た愛の矢が誤って彼女の胸にあたってしまいます。彼女は胸の傷が治らないうちに美少年アドニスを見てしまい、彼に恋してしまいます。ある日、狩りが好きだったアドニスは、森の中で一頭のイノシシを見つけます。アドニスは槍を投げてイノシシに傷を負わせました。しかし、反撃してきたイノシシに脇腹を突かれてアドニスは死んでしまいます。女神アプロディーテーは悲しみの涙をこぼし、それがアネモネの花になった、あるいは女神アプロディーテーがアドニスの血からアネモネを咲かせたともいわれます。
9月14日生まれの有名人
・矢沢永吉(ミュージシャン/1949年9月14日)
・安達祐実(女優/1981年9月14日)
・成宮寛貴(俳優/1982年9月14日)
・上戸彩(女優/1985年9月14日)
・高橋愛(歌手、女優/1986年9月14日)
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