
「ダリア」「シュウカイドウ」「ヒソップ」
ダリア Dahlia
初夏~秋の花(最盛期は5~6月、10~11月)。花色は赤、白、ピンク、黄、オレンジ、複色など。
花名の由来
属名の学名「Dahlia(ダリア)」花名は、スウェーデンの植物学者アンデシュ・ダール(Anders Dahl / 1751~1789)の名前にちなみます。
日本には江戸時代(1842年)にオランダ人によってもたらされ、花姿がボタンに似ているため天竺牡丹(テンジクボタン)と名づけられています。天竺はインドであり、初期にはインドからきた花であると思われていたようです。
英語でも学名のまま「Dahlia(ダリア)」と呼ばれます。
ダリア全般の花言葉
「華麗」「優雅」「気品」「移り気」「不安定」
花言葉の由来
花言葉の「不安定」は、フランス革命後の政情の不安定な時期に栽培されていたことに由来します。その後、その花姿から「華麗」「優雅」といった花言葉も追加されます。
「移り気」の花言葉は、ダリアへの興味を失ったナポレオンの后ジョゼフィーヌに由来するといわれます
秋海棠 Hardy begonia
夏~秋の花。花色はピンク、白。
花名の由来
花名のシュウカイドウは、中国名「秋海棠」の音読みです。バラ科の海棠(カイドウ)のような花を秋に咲かせることからこの名がついたといいます。
英語では「Hardy begonia(耐寒性のあるベゴニア)」と呼ばれます。
属名の学名「Begonia(ベゴニア)」は、この花を紹介したフランスの植物学者シャルル・プリュミエ(1646~ 1704)が、フランス領アンティル諸島総督ミシェル・ベゴン(Michel Begon)の名前にちなんで名づけました。ミシェル・ベゴンが当地の植物採集者として、シャルル・プリュミエをルイ14世に推薦したことによります。
シュウカイドウ全般の花言葉
「恋の悩み」「片想い」
花言葉の由来
花言葉の「恋の悩み」は、下方に垂れ下がり、うなだれた状態で花をつける様子がどことなくさびしげに見えることにちなみます。
「片想い」の花言葉は、ハート形の葉の片方が大きくなること(左右非対称)に由来するといわれます。
柳薄荷 Hyssop
夏の花。花色はピンク、青、紫、白など。
花名の由来
属名の学名「Hyssopus(ヒソップス)」は、ヘブライ語の「Ezob(エゾブ / 聖なる草)」に由来するといわれます。
英語では「Hyssop(ヒソップ)」と呼ばれます。
和名では葉の形がヤナギに似て、ハッカのような香りがすることから「柳薄荷(ヤナギハッカ)」と呼ばれます。
ヒソップ全般の花言葉
「清潔」「浄化」
花言葉の由来
花言葉の「清潔」「浄化」は、かつて西洋において、この植物がけがれを取り除く働きがあるとされ、神殿などの神聖な場所を清めるのに用いられたことにちなみます。
なお、旧約聖書の詩編に「ヒソプをもってわが身を清めたまえ」という一節が登場しますが、イスラエル周辺にはヒソップが自生しないことから聖書のヒソプは別種であると考えられています。
9月10日生まれの有名人
日本
・木村政彦 (柔道家 / 1917年9月10日~1993年4月18日)
・欧陽菲菲 (台湾出身の歌手 / 1949年9月10日)
・斉藤由貴 (女優 / 1966年9月10日)
海外
・アーノルド・パーマー (米国のプロゴルファー / 1929年9月10日)
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