
「ゲッカビジン」「オシロイバナ」「ボダイジュ」
月下美人 Dutchman’s pipe cactus
夏~秋の花。花色は白。
花名の由来
花名の月下美人は、この花が夜に咲き始め、翌朝までにしぼんでしまうことに由来します。
ゲッカビジン全般の花言葉
「はかない美」「はかない恋」「あでやかな美人」
花言葉の由来
花言葉の「はかない美」「はかない恋」は、ゲッカビジンが夜に咲き始め、翌朝までにしぼんでしまう一夜かぎりの花であることに由来します。また、「あでやかな美人」の花言葉は、艶麗な美女のようなおもむきがあるその花姿にちなみます。
白粉花 Marvel of Peru
夏の花(最盛期は8~9月)。花色は赤、黄、白、紫、ピンク、オレンジなど。
花名の由来
花名の白粉花(オシロイバナ)は、黒いタネの中にある胚乳が、白粉(おしろい)に似た白い粉であることに由来します。また、午後4時ごろから芳香を放つ花を咲かせるため、夕化粧(ユウゲショウ)の別名もあります。
英名は、一本の枝から異なった色の花を咲かせることから「ペルーの不思議(Marvel of Peru)」と呼ばれます。また、夕方に咲くことから「午後4時(Four o’clock)」の別名もあります。
なお、オシロイバナが夕方から咲き始めるのは、夜行性の昆虫(日本ではスズメガなど)を引き寄せるためです。
オシロイバナ全般の花言葉
「臆病」「内気」「恋を疑う」
花言葉の由来
花言葉「臆病」「内気」は、人目を避けるように夕方から咲き始めることにちなみます。「恋を疑う」の花言葉は、同じ株から赤や白といった違う色の花をつけることに由来します。
菩提樹 Linden
夏の花。花色は黄。
花名の由来
属名の学名「Tilia(ティリア)」は、ラテン語の「ptilon(翼)」が語源となり、包葉が翼状に花梗につくことに由来するといわれます。
菩提樹(ボダイジュ)は、臨済宗の開祖栄西(1141~1215)が中国から持ち帰ったと伝えられています。
釈迦は菩提樹の下で悟りを開いたいわれますが、釈迦の菩提樹はガジュマルなどと同じクワ科のインドボダイジュ(印度菩提樹)を指します。
中国では熱帯産であるインドボタイジュの生育には適さないため、葉の形が似ているアオイ科(APG体系)の本種を菩提樹としたといわれます。
ボダイジュ全般の花言葉
「夫婦愛」「結婚」
花言葉の由来
ギリシア神話の神々の王ゼウスに仕えたフィレモンとバウキスという老夫婦がいました。
二人は死によって離ればなれになるのをおそれ、フィレモンはカシの木にバウキスはボダイジュに変わり、永久に仲よく暮らしたといいます。
花言葉の「夫婦愛」「結婚」はこの言い伝えに由来するといわれます。
8月23日生まれの有名人
日本
・岡江久美子 (女優 / 1956年8月23日)
・高橋ひとみ (女優 / 1961年8月23日)
海外
・ルイ16世 (フランス国王 / 1754年8月23日~1793年1月21日)
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