7月24日の誕生花

 

「ユリ」「シャクヤク」「ボタン」「スイレン」「ニッコウキスゲ」

百合 Lily

周年出回る花(最盛期は6~7月)。花色は赤、ピンク、白、黄、オレンジ、緑、複色など。

花名の由来

花名の「ゆり」は、茎が細く花が大きいため、自然に風に揺れる様子から「揺すり」と呼ばれ、それが変化して「ゆり」になったともいわれます。

漢字の「百合」は漢名からで、ユリの鱗茎の鱗片葉が多数重なり合っていることに由来するといわれます。

属名の学名「Lilium(リリウム)」は、ギリシア語の「leirion(白色)」を語源とし、マドンナリリーの白花にちなむといわれます。

英語では「Lily(リリー)」、フランス語では「Lis(リス)」と呼ばれます。

 

ユリ全般の花言葉

「純粋」「無垢」「威厳」

色別の花言葉

白いユリ

「純潔」「威厳」

赤・ピンクのユリ

「虚栄心」

黄色いユリ

「偽り」「陽気」

オレンジのユリ

「華麗」「愉快」「軽率」

 

種類別の花言葉

カサブランカ

「威厳」「純潔」「高貴」

ヤマユリ

「荘厳」

テッポウユリ

「純潔」「甘美」「威厳」

オニユリ

「賢者」「富と誇り」

ササユリ

「清浄」「上品」

クルマユリ

「純潔」「多才な人」

カノコユリ

「慈悲深さ」「上品」

スカシユリ

「注目を浴びる」「飾らぬ美」

ヒメユリ

「誇り」

 

花言葉の由来

キリスト教では白いユリ(マドンナリリー)が聖母マリアに捧げられた花であることから純潔のシンボルとされます。「純潔」「純粋」といった花言葉もこれに由来します。

「威厳」の花言葉はユリの堂々たる花姿にちなみます。

赤・ピンクのユリの「虚栄心」は以下の伝説に由来するといわれます。

「キリストの磔刑が決まり、多くの花がキリストの運命を嘆いて首を垂れるなか、ユリだけは自分の美しさが慰めになると、誇らしげに頭を上げていました。しかし、キリストに見つめられると自分の思い上がりに気づき、赤くなって首をうなだれたという」

芍薬 Chinese peony

春~初夏の花(最盛期は5月)。花色はピンク、白、赤、黄、オレンジ、青、紫など。

花名の由来

花名のシャクヤクは、「姿がしなやかで優しいさま」を意味する「綽約(しゃくやく)」に由来するともいわれます。

属名の学名「Paeonia(パエオニア)」は、ギリシア神話で神の傷を治したという医の神「Paeon(ペオン)」にちなみます。

 

シャクヤク全般の花言葉

「恥じらい」「はにかみ」「謙遜」

花言葉の由来

花言葉の「恥じらい」「はにかみ」は、はにかみ屋の妖精がこの花にかくれたところ、花も一緒に赤らんだというイギリスの民話に由来するという説や夕方には花を閉じてしまうことにちなむという説もあります。さらに、英語で恥じらいやはにかむ仕草を表す慣用句の「blush like a peony(シャクヤクのように顔を赤らめる)」に由来するともいわれます。

 

牡丹 Tree peony

春(最盛期は4月)の花。花色は赤、ピンク、白、黄、オレンジ、青、紫。

花名の由来

花名は、中国名の「牡丹」の音読みでボタンと呼ばれるようになりました。

原産地の中国では、花の豪華さと気品が他を圧倒するものとして「花王」、「花神」の別称もあります。

英語でボタンは「Tree peony」、シャクヤクは「Chinese peony」になります。

 

ボタン全般の花言葉

「風格」「富貴」「恥じらい」「人見知り」

花言葉の由来

花言葉の「風格」「富貴」は、絹のように薄く大きな花びらが幾重にも重なり、まり状にまとまったその重厚な花姿にちなみます。

 

睡蓮 Water lily

夏の花(最盛期は7月)。花色は白、赤、ピンク、青、黄、オレンジ、紫など。

花名の由来

花名のスイレン(睡蓮)は、この花が夕方に閉じる(睡る)ことに由来するといわれます。

日本全国の池や沼に広く分布するスイレン属のヒツジグサ(未草)の名前は、未(ヒツジ)の刻(午後2時)に花を開くことにちなみますが、実際には朝から夕方まで花を咲かせます。

 

スイレン全般の花言葉

「清純な心」「信頼」「信仰」

花言葉の由来

朝に花を開き、夕方に花を閉じるスイレンは、古代エジプトにおける太陽のシンボルとされ、エジプトの装飾や神話にも多く登場します。花言葉の「信仰」もこれにちなむといわれます。

花言葉において、白い花は「純潔」「清浄」をあらわすことが多く、スイレンの花言葉「清純な心」も野生のスイレンの多くが白い花であることに由来します。

 

日光黄菅(禅庭花) Broad dwarf day lily

夏の花。花色は山吹色

花名の由来

属名の学名「Hemerocallis(ヘメロカリス)」は、ギリシア語の「hemera(一日)」と「callos(美)」を語源とし、美しい花が一日でしぼむことに由来します。

正式な和名は禅庭花(ゼンテイカ)ですが、栃木県日光地方(戦場ヶ原や霧降高原)に多く自生していることから日光黄菅(ニッコウキスゲ)の別名が広く知られています。この花は日光地方の固有種ではなく、日本各地に分布し、尾瀬ヶ原や長野県霧ヶ峰の群落も有名です。

禅庭花(ゼンテイカ)の名前は、この花が自生する戦場ヶ原を中禅寺の庭に見立てたことにちなみます。

英語では「Broad dwarf day lily」とも呼ばれます。

 

ニッコウキスゲ全般の花言葉

「日々あらたに」「心安らぐ人」

花言葉の由来

花言葉の「日々あらたに」は、ニッコウキスゲが朝方に開花し、夕方にはしぼんでしまう一日花であることにちなみます。

 

7月24日生まれの有名人

日本

・谷崎潤一郎 (小説家 / 1886年7月24日~1965年7月30日)
・久保田利伸 (ミュージシャン / 1962年7月24日)
・吉本ばなな (小説家 / 1964年7月24日)
・植草克秀 (歌手、俳優 / 1966年7月24日)
・相沢紗世 (ファッションモデル / 1978年7月24日)
・水川あさみ (女優 / 1983年7月24日)

海外

・バリー・ボンズ (米国のメジャーリーガー / 1964年7月24日)
・ジェニファー・ロペス (米国のミュージシャン、女優 / 1969年7月24日)

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