
「ニッコウキスゲ」「ウツギ」
日光黄菅(禅庭花) Broad dwarf day lily
夏の花。花色は山吹色
花名の由来
属名の学名「Hemerocallis(ヘメロカリス)」は、ギリシア語の「hemera(一日)」と「callos(美)」を語源とし、美しい花が一日でしぼむことに由来します。
正式な和名は禅庭花(ゼンテイカ)ですが、栃木県日光地方(戦場ヶ原や霧降高原)に多く自生していることから日光黄菅(ニッコウキスゲ)の別名が広く知られています。この花は日光地方の固有種ではなく、日本各地に分布し、尾瀬ヶ原や長野県霧ヶ峰の群落も有名です。
禅庭花(ゼンテイカ)の名前は、この花が自生する戦場ヶ原を中禅寺の庭に見立てたことにちなみます。
英語では「Broad dwarf day lily」とも呼ばれます。
ニッコウキスゲ全般の花言葉
「日々あらたに」「心安らぐ人」
花言葉の由来
花言葉の「日々あらたに」は、ニッコウキスゲが朝方に開花し、夕方にはしぼんでしまう一日花であることにちなみます。
空木 Deutzia
初夏の花。花色は白、ピンク。
花名の由来
和名の空木(ウツギ)は、幹の中心が空洞(中空)になっていることから「空ろ木(うつろぎ)」が転訛して空木になったといわれます。
また、卯の花(ウノハナ)の別名もあります。
属名の学名「Deutzia(ドイツァ)」は、スウェーデンの植物学者カール・ツンベルク(1743~1828)の後継者である、オランダの植物学者ヨハン・ドイツ(Johann van der Deutz / 1743~1784)の名前にちなみます。
英語では、一般に「Deutzia」と呼ばれます。
ウツギ全般の花言葉
「秘密」「古風」
花言葉の由来
花言葉の「秘密」は、中空の幹から連想してつけられたといわれます。
「古風」の花言葉は、ウツギの花姿が古風な女性を思わせることにちなむといわれます。
6月4日生まれの有名人
日本
・犬養毅 (第29代内閣総理大臣 / 1855年6月4日~1932年5月15日)
・和泉元彌 (狂言師 / 1974年6月4日)
・玉井詩織 (ももいろクローバーZ / 1995年6月4日)
海外
・ジョージ3世 (英国王 / 1738年6月4日~1820年1月29日)
・アンジェリーナ・ジョリー (米国の女優 / 1975年6月4日)
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