
「クチナシ」「スイカズラ」「スカピオサ」
クチナシ Cape jasmine
初夏の花(最盛期は6月)。花色は白。
花名の由来
花名のクチナシの由来は諸説あり、果実が熟しても割れないことから「口無し」がその語源であるともいわれます。
英語ではその香りから「Cape jasmine(ケープ・ジャスミン)」と呼ばれています。また、属名から「Gardenia(ガーデニア)」とも呼ばれます。
クチナシ全般の花言葉
「とても幸せです」「喜びを運ぶ」「洗練」「優雅」
吸い葛 Honeysuckle
初夏の花。花色は白、黄など。
花名の由来
属名の学名「Lonicera(ロニセラ)」は、ドイツの植物学者ロニッツェル(Adam Lonitzer / 1528~1586)の名前にちなみます。
和名の吸い葛(スイカズラ)はかつて花を口にくわえて甘い蜜を吸ったことに由来するといわれます。英名のハニーサックル(Honeysuckle)も蜜を吸うという意味です。
別名の忍冬(ニンドウ)はこの植物が冬場を耐え忍ぶことからつけられました
スイカズラ全般の花言葉
「愛の絆」「献身的な愛」
花言葉の由来
花言葉の「愛の絆」「献身的な愛」は、スイカズラがツルによって他の木にまつわりつくことにちなみます。
松虫草 Scabiosa
初夏~秋の花。花色は紫、青、赤、ピンク、白など。
花名の由来
属名の学名「Scabiosa(スカビオサ)」は、ラテン語の「scabiea(疥癬)」が語源となり、この属の植物が薬草として皮膚病に用いられたことに由来するといわれます。
日本の固有種で山地の草原に生育するマツムシソウ(松虫草)も同属ですが、一般にスカビオサという名前で流通しているものの多くはセイヨウマツムシソウ(西洋松虫草)になります。
なお、松虫草の語源には諸説あり、花が散ったあとの姿が仏具の「松虫鉦」に似ていることに由来するともいわれます。
スカピオサ全般の花言葉
「不幸な愛」「私はすべてを失った」
花言葉の由来
西洋では紫色の花に悲しい花言葉が多くつけられています。これは、ギリシア神話にて大量の血を流して死んでしまった美少年ヒュアキントスのその血から紫のフヤシンスの花が咲いたという言い伝えに由来します。
西洋において紫色のスカビオサも伴侶を失った未亡人におくる花束にふさわしいとされ、花言葉も「不幸な愛(unfortunate love)」「私はすべてを失った(I have lost all)」という悲しいものがつけられています。
6月30日生まれの有名人
日本
・ラッシャー木村 (プロレスラー / 1941年6月30日~2010年5月24日)
・中尾明慶 (俳優 / 1988年6月30日)
海外
・シャルル8世 (フランス王 / 1470年6月30日~1498年4月7日)
・アーネスト・サトウ (英国の外交官 / 1843年6月30日~1929年8月26日)
・テリー・ファンク (米国のプロレスラー / 1944年6月30日)
・マイク・タイソン (米国のプロボクサー / 1966年6月30日)
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