
「カラー」「トケイソウ」「ローダンセ」
カラー Calla lily
初夏の花(最盛期は6月)。花色は白、ピンク、黄、紫、赤、オレンジなど。
花名の由来
花名のカラーは、ギリシア語の「カロス(美しい)」が語源であるといわれます。他には、花びらに見える白く大きな仏炎苞が、修道女の襟(カラー)に似ていることにちなむといった説もあります。
原産地の南アフリカでは「varkoor(豚の耳)」とも呼ばれ、英語では花がユリのように白いので、カラーリリー(calla lily)と呼ばれています。
カラー全般の花言葉
「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」「清浄」
花言葉の由来
花言葉の「華麗なる美」「乙女のしとやかさ」は、花名の語源となったギリシア語の「カロス(美しい)」に由来するといわれます。「清浄」の花言葉は、純白のウェディングドレスの裾を思わせる白くすっきりしたその花姿にちなむともいわれます。
時計草 Passion flower
夏の花。花色は白、ピンク、紫、青など。
花名の由来
花名の「時計草(トケイソウ)」は、独特な花の形が時計のように見えることに由来します(3つに分裂した雌しべが時計の長針、短針、秒針のように見える)。
トケイソウの英名「Passion flower」の “passion” は「情熱」の意味ではなく、キリストの「受難」を意味します。イエズス会の宣教師らによってラテン語で “flos passionis” と呼ばれていたことに由来します。
トケイソウ全般の花言葉
「聖なる愛」「信仰」「宗教的熱情」
花言葉の由来
宗教的な花言葉の「聖なる愛」「信仰」「宗教的熱情」は、トケイソウがキリストの処刑を象徴する花とされたことにちなみます。
広葉の花簪 Mangles sunray
春~夏の花。花色はピンク、赤、白。
花名の由来
属名の学名「Rhodanthe(ローダンセ)」は、ギリシア語の「rhodon(バラ)」と「anthos(花)」が語源となり、その花色にちなむといわれます。
和名では「広葉の花簪(ヒロハノハナカンザシ)」といい、白い花をつける同属の花簪(ハナカンザシ)よりも葉が幅広(卵形)であることにちなみます。「ハナカンザシ」は花茎の先につく赤いつぼみから簪(かんざし)を連想したものといわれます。一般にローダンセというと、ヒロハノハナカンザシを指します。
英語では、「Mangles sunray(マングルスの太陽光線)」や「Mangles everlasting(マングルスの永遠)」などと呼ばれます。
ローダンセ全般の花言葉
「変わらぬ思い」「終わりのない友情」
花言葉の由来
乾燥させても美しい色を保つローダンセはドライフラワーとしても人気の高い花です。花言葉の「変わらぬ思い」「終わりのない友情」も長期にわたって色あせることのないその姿に由来します。
6月27日生まれの有名人
日本
・小泉八雲 (小説家、日本研究家 / 1850年6月27日~1904年9月26日)
・優香 (タレント / 1980年6月27日)
・本田翼 (タレント / 1992年6月27日)
海外
・ルイ12世 (フランス王 / 1462年6月27日~1515年1月1日)
・シャルル9世 (フランス王 / 1550年6月27日~1574年5月30日)
・ヘレン・ケラー (教育家、社会福祉活動家 / 1880年6月27日~1968年6月1日)
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