
「バーベナ」「オトギリソウ」
バーベナ Verbena
初夏~秋の花。花色は赤、白、ピンク、紫、青、オレンジ、黄など。
花名の由来
属名の学名「Verbena(バーベナ)」は、ヘブライ語の「herbabona(よい植物)」が語源であるともいわれます。
バーベナ全般の花言葉
「魔力」「魅力」
色別の花言葉
赤いバーベナ
「団結」
白いバーベナ
「私のために祈ってください」
ピンクのバーベナ
「家族の和合」
紫のバーベナ
「私はあなたに同情します」「後悔」
花言葉の由来
小さな花が傘状に集まって咲くバーベナ。周囲から順に花を咲かせるため、輪の形に花がつらなります。花の輪は人々の結びつきのシンボルであるともいわれ、花言葉の「団結」や「家族の和合」もこれにちなみます。
弟切草 St. John’s wort
夏の花。花色は黄。
花名の由来
花名の弟切草(オトギリソウ)は、この植物を原料にした秘薬の秘密をもらした弟を兄が斬り殺したという伝説(下記参照)に由来します。
英語では同属のセイヨウオトギリ(西洋弟切)を「St. John’s wort(聖ヨハネの草)」(下記参照)と呼んでいます。
オトギリソウ全般の花言葉
「迷信」「敵意」「秘密」「恨み」
花言葉の由来
花言葉の「迷信」は、ヨーロッパでこの植物が魔よけに使われたことに由来します。「秘密」「恨み」の花言葉は、兄が弟を斬り殺したという伝説にちなみます。
オトギリソウの言い伝え
秘薬の秘密
花山院(花山天皇 / 968~1008)の時代、晴頼という優れた鷹匠がいました。晴頼は、鷹が負傷するとある草を用いて傷をなおしまた。仲間の鷹匠たちはその草の名を尋ねましたが、彼は絶対に秘密をあかしませんでした。しかし、彼の弟がうっかり大切な秘密をもらしてしまい、晴頼は怒りのあまり弟を斬り殺してしまいます。
その事件以来、秘密の草は弟切草(オトギリソウ)と呼ばれて世に知られることになったといわれます。また、その時の弟の血しぶきが葉に黒点(油点)として残ったともいわれています。
聖ヨハネの草(St. John’s wort)
ヨーロッパでは古くから聖ヨハネ(Saint John)の日(6月24日)の前夜に薬草をあつめる風習があり、その薬草を「聖ヨハネの草(St. John’s wort)」や「中夏節の薬草(Midsummer herb)」と呼び、魔よけや病気をなおす不思議な魔力をもっているとされていました。
とくにオトギリソウ属の黄色い花(セイヨウオトギリ)の魔力が強いとされ、イギリスでは一般にこの植物を「聖ヨハネの草」と呼んでいます。
6月24日生まれの有名人
日本
・野々村真 (タレント / 1964年6月24日)
海外
・ジャック・デンプシー (米国のボクサー / 1895年6月24日~1983年5月31日)
・ジェフ・ベック (英国のギタリスト / 1944年6月24日)
・リオネル・メッシ (アルゼンチンのサッカー選手 / 1987年6月24日)
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