
アヤメ Iris
春の花(最盛期は5月)。花色は紫、青、紫、黄、オレンジ、白、ピンクなど。
花名の由来
「あやめ」の名は、古くはサトイモ科のショウブ(菖蒲)を指した語で、現在のアヤメ(文目)は「はなあやめ」と呼ばれていました。現在、アヤメ(文目)以外のハナショウブ(花菖蒲)やカキツバタ(燕子花)もアヤメと呼称する習慣が一般的になっています。
属名の学名「Iris(アイリス)」は、ギリシャ語で「虹」を意味し、虹のようにさまざまな色の美しい花を咲かすことに由来するといわれます
アヤメ(アイリス)全般の花言葉
「よい便り」「メッセージ」「希望」
種類別の花言葉
ジャーマンアイリス
「燃える思い」「情熱」
カキツバタ
「幸せは必ずくる」
ハナショウブ
「うれしい知らせ」「優しい心」「優雅」
花言葉の由来
ギリシア神話で神々の王ゼウスの求愛に困った侍女のイリスは、ゼウスの妻ヘラに頼んで虹を渡る女神へ姿を変えてもらい、神々の使者となりました(詳細は下記参照)。花言葉の「よい便り」「メッセージ」は、虹を渡って届けられる便りにちなむもので、アヤメ(アイリス)属に共通する花言葉です。
アイリスとギリシア神話
神々の王ゼウスの妻ヘラに可愛がられていた美しい侍女イリスは、浮気者のゼウスに幾度なく求愛されます。困ったイリスは、どこか遠くへ行かせて欲しいとヘラに懇願しました。ヘラはその願いを聞き入れ、七色に輝く首飾りをイリスの首にかけ、さらに神の酒を3滴イリスの頭にふりかけます。するとイリスは虹の女神へと姿を変えました。そして、ふりかけた酒のしずくが地上に落ち、それがアイリスの花になったといいます。
アヤメの慣用句
「何れ菖蒲か杜若(いずれアヤメかカキツバタ)」の慣用句は、どれも美しくて優劣をつけがたい、選択に迷う、見分けがつきにくいといった意味に用いられます。この言葉のようにアヤメとカキツバタの姿はよく似ています。
5月5日生まれの有名人
日本
・モト冬樹 (タレント、ミュージシャン / 1951年5月5日)
・渡部篤郎 (俳優 / 1968年5月5日)
・中川翔子 (タレント / 1985年5月5日)
海外
・セーレン・キェルケゴール (デンマークの哲学者、思想家 / 1813年5月5日~1855年11月11日)
・カール・マルクス (ドイツの哲学者、経済学者 / 1818年5月5日~1883年3月14日)
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