
「ニゲラ」「オダマキ」
ニゲラ Nigella
晩春~初夏の花(最盛期は5月)。花色は白、青、黄、ピンク、紫など。
花名の由来
属名の学名「Nigella(ニゲラ)」は、ラテン語の「niger(黒い)」が語源となり、種子の黒いことに由来します。
和名でも黒種草(クロタネソウ)と呼ばれます。
なお、ニゲラの種には香りがあり、インド料理などで香辛料として利用されます。
ニゲラ全般の花言葉
「当惑」「ひそかな喜び」
花言葉の由来
ニゲラは英語で「Love-in-a-mist(霧のなかの恋)」とも呼ばれ、花言葉の「当惑」はこれにちなむといわれます。
オダマキ Columbine
晩春~初夏の花。花色は紫、赤、白、ピンク、黄、青など。
花名の由来
花名のオダマキは、花の形が麻糸を巻くために使った苧環(オダマキ)に似ていることに由来します。同様に糸巻きに似ているということから糸繰草(イトクリソウ)の別名もあります。
英名のコランバイン(Columbine)は「鳩のような」という意味で、つぼみの形にちなみます。
オダマキ全般の花言葉
「愚か」
色別の花言葉
紫のオダマキ
「勝利への決意」
赤いオダマキ
「心配して震えている」
白いオダマキ
「あの方が気がかり」
花言葉の由来
英名のコランバインは、ヨーロッパの道化芝居に登場する娘の名でもあり、その娘が持つ杯に花姿が似ていることにちなみます。「愚か」の花言葉は道化役に由来します。
かつてヨーロッパでこの植物がライオンソウと呼ばれていました。ライオンがこの葉を食べるので非常な力があるといわれ、人間が両手に葉をこすりつけるだけで勇気がでると信じられていました。紫のオダマキの花言葉「勝利への決意」はこの話にちなみます。
赤いオダマキの花言葉「心配して震えている」は、この花がヨーロッパで「捨てられた恋人」のシンボルになっていることに由来するといわれます。
5月29日生まれの有名人
日本
・美空ひばり (歌手、女優 / 1937年5月29日~1989年6月24日)
・片山右京 (F1ドライバー / 1963年5月29日)
・金田朋子 (声優 / 1973年5月29日)
海外
・チャールズ2世 (イングランド王 / 1630年5月29日~1685年2月6日)
・ジョン・F・ケネディ (米国の第35代大統領 / 1917年5月29日~1963年11月22日)
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