5月25日の誕生花

 

「ラナンキュラス」「パンジー」「ユズ」「ヒソップ」

ラナンキュラス 花金鳳花 Ranunculus

春の花(最盛期は4月)。花色は赤、ピンク、白、黄、オレンジ、紫など。

花名の由来

属名の学名「Ranunculus(ラナンキュラス)」は、ラテン語の「rana (カエル)」 を語源とし、原種が湿地を好み、葉の形がカエルの足に似ていることに由来するといわれます。

原種は5弁の黄色い花で、こんもりと金色に輝くその花姿から英語では「Buttercup(バターカップ)」とも呼ばれます。

ラナンキュラス全般の花言葉

「とても魅力的」「晴れやかな魅力」「光輝を放つ」

花言葉の由来

花言葉の「とても魅力的」「晴れやかな魅力」「光輝を放つ」は、シルクのドレスような肌触りの花びらやその明るく鮮やかな色あいに由来するといわれます。

 

パンジー Pansy

冬~春の花(最盛期は10~12月、2~3月)。花色は紫、黄、白、青、ピンク、赤、オレンジ、茶、黒、複色など。

花名の由来

属名の学名「Viola(ビオラ)」は、ラテン語で「紫色の」という意味です。

花名のパンジーは、花の模様が人の顔に似ており、花が前に傾いた様子が深く思索にふけるように見えることから、フランス語の「思想」を意味する単語「pensée(パンセ)」にちなんで名づけられました。

なお、小型のパンジーをビオラと呼びますが、これは属名にちなみます。

パンジー全般の花言葉

「もの思い」「私を思って」

色別の花言葉

紫のパンジー

「思慮深い」

黄色いパンジー

「つつましい幸せ」「田園の喜び」

白いパンジー

「温順」

ビオラの花言葉

「誠実」「信頼」「忠実」「少女の恋」

花言葉の由来

花言葉の「もの思い」は、花名と同様に花姿が思索にふける人の顔に見えることに由来します。

パンジーとビオラの違い

ビオラはパンジーによく似ていますが、園芸上はパンジーの小輪多花性種をビオラと呼んでいます。一般に花径5cm以上をパンジー、4cm以下をビオラと区別することが多いようですが、最近では、見た目が豪華なのがパンジー、かわいらしいのがビオラと曖昧な分け方になっているようです。

三色菫とパンジー

パンジーは三色菫(サンシキスミレ)と呼ばれることがありますが、現在のパンジーは19世紀に野生のサンシキスミレとその他2種を交配させて生まれた園芸種になります。野生のサンシキスミレはヨーロッパに広く分布し、4月~9月にチョウが舞う形をした紫・白・黄の三色や単色の大きな花を咲かせます。なお、園芸種のパンジーが誕生する以前に使われたパンジーという語はサンシキスミレを指します。サンシキスミレは、その英名の一つである「heartsease(心の平和)」にちなみ、失恋の特効薬であるといわれた歴史もあるそうです。

 

柚子 Yuzu

春の花。花色は白。

花名の由来

ユズの名前は、中国語の柚(ユ)の実(ズ)を意味する柚子(ユウヅィ)に由来するといわれます。

ユズ全般の花言葉

「健康美」「汚れなき人」「恋のため息」

花言葉の由来

花言葉の「健康美」は、ユズが深い緑色の葉に映える白い花を咲かせ、さわやかな香りの黄色い果実を結実することを象徴したものであるといわれます。

ユズの利用

果汁

日本料理ではユズの果汁を調味料として、香味や酸味を加えるために用います。また、皮も香辛料、薬味として使用されます。近年ではフランス料理を始めとした西洋料理でもユズの使用が広まりつつあります。

柚子胡椒

九州地方で調味料として使用される柚子胡椒。柚子の皮に青唐辛子と塩を混ぜて作られます。鍋料理、味噌汁、刺身などの薬味として用いられます。

香水

ユズ独特のさわやかな香りを楽しむため、香水にも使用されています。

柚子湯

江戸時代から冬至にユズを浮かべた湯舟に入浴する習慣があります。昔から「ゆず湯に入れば風邪を引かない」といわれていますが、実際に血液の流れを良くする血行促進効果があり、風邪の予防だけではなく、冷え性や神経痛、腰痛などをやわらげる効果があるとされています。

 

ヒソップ 柳薄荷 Hyssop

夏の花。花色はピンク、青、紫、白など。

花名の由来

属名の学名「Hyssopus(ヒソップス)」は、ヘブライ語の「Ezob(エゾブ / 聖なる草)」に由来するといわれます。

英語では「Hyssop(ヒソップ)」と呼ばれます。

和名では葉の形がヤナギに似て、ハッカのような香りがすることから「柳薄荷(ヤナギハッカ)」と呼ばれます。

ヒソップ全般の花言葉

「清潔」「浄化」

花言葉の由来

花言葉の「清潔」「浄化」は、かつて西洋において、この植物がけがれを取り除く働きがあるとされ、神殿などの神聖な場所を清めるのに用いられたことにちなみます。

なお、旧約聖書の詩編に「ヒソプをもってわが身を清めたまえ」という一節が登場しますが、イスラエル周辺にはヒソップが自生しないことから聖書のヒソプは別種であると考えられています。

ハーブ

ヒソップの葉には弱いハッカの香りがあり、肉や魚の臭み消し、料理の彩りや香りづけ、ハーブティー、リキュールの香りづけなどに使用されています。

 

5月25日生まれの有名人

日本

・江川卓 (プロ野球選手 / 1955年5月25日)
・石田ひかり (女優 / 1972年5月25日)
・だいたひかる (お笑いタレント / 1975年5月25日)
・上野樹里 (女優 / 1986年5月25日)

海外

・ラルフ・ワルド・エマーソン (米国の思想家、哲学者、詩人 / 1803年5月25日~1882年4月27日)

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