
「ニゲラ」「ブルースター」「コブシ」
ニゲラ Nigella
晩春~初夏の花(最盛期は5月)。花色は白、青、黄、ピンク、紫など。
花名の由来
属名の学名「Nigella(ニゲラ)」は、ラテン語の「niger(黒い)」が語源となり、種子の黒いことに由来します。
和名でも黒種草(クロタネソウ)と呼ばれます。
なお、ニゲラの種には香りがあり、インド料理などで香辛料として利用されます。
ニゲラ全般の花言葉
「当惑」「ひそかな喜び」
花言葉の由来
ニゲラは英語で「Love-in-a-mist(霧のなかの恋)」とも呼ばれ、花言葉の「当惑」はこれにちなむといわれます。
ブルースター Tweedia
夏の花。花色は青、白、ピンクなど。
花名の由来
花名のブルースターは、5枚の花びらが青い星のように見えることにちなみます。
ブルースターは園芸上の呼名であり、正式な和名は「瑠璃唐綿(ルリトウワタ)」です。
英語でもブルースターと呼ぶことは稀で、一般に「Tweedia(トゥイーディア)」と呼ばれます。
ブルースター全般の花言葉
「幸福な愛」「信じあう心」
花言葉の由来
西洋では幸せな結婚生活を送るために結婚式のアイテムにブルースターが使われたり(下記参照)、男子の誕生を祝うときにラッキーカラーとしてブルースターが贈られるといいます。花言葉の「幸福な愛」「信じあう心」もこれにちなむといわれます。
結婚式のサムシング・フォー
西洋では花嫁が結婚式で以下の4つのものを身につけると生涯幸福な結婚生活が送られるという言い伝えがあります。
サムシング・オールド
(なにか古いもの)祖先からの経済的安定・豊かさを引き継ぐ
サムシング・ニュー
(なにか新しいもの)新しい人生の第一歩、未来へ踏み出す
サムシング・ボロウ
(なにか借りたもの)幸せな結婚生活を送っている人の幸せにあやかる
サムシング・ブルー
(なにか青いもの)青は誠実をあらわし、純潔の象徴
ミルキーブルーのかわいい花をつけるブルースターも「サムシング・ブルー」として、結婚式のブーケによく使われます。
辛夷 Kobushi magnolia
春の花(最盛期は3~4月)。花色は白。
花名の由来
和名のコブシは、集合果でデコボコした果実の形状が握りこぶしに似ていることに由来します。つぼみの形が子どもの握りこぶしに似ているとする説もあります。
昔はコブシの花が咲く時期に田打ち作業を始めたことから「田打ち桜(タウチザクラ)」の別名もあります。
属名の学名「Magnolia(マグノリア)」は、18世紀のフランスの植物学者ピエール・マニョル(Pierre Magnol / 1638~1715)の名前にちなみます。
英語では、和名から「Kobushi magnolia」や「Northern Japanese magnolia」などと呼ばれます。
コブシ全般の花言葉
「友情」「友愛」「愛らしさ」
花言葉の由来
花言葉の「愛らしさ」は、子ともの握りこぶしのようなつぼみの形にちなむともいわれます。
「友情」「友愛」の花言葉は、純白で曇りのない花姿に由来するといわれます。
3月8日生まれの有名人
日本
・水木しげる (漫画家 / 1922年3月8日~2015年11月30日)
・高木ブー (コメディアン、ウクレレ奏者 / 1933年3月8日)
・須藤元気 (総合格闘家、作家、ミュージシャン / 1978年3月8日)
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