
「イチゴ」「ニゲラ」
苺 Strawberry
春の花(最盛期は5月)。花色は白、ピンク、赤。
花名の由来
イチゴの語源ははっきりわかりませんが、日本書紀には「伊致寐姑(いちびこ)」、新撰字鏡には「一比古(いちびこ)」とあり、これが転じてイチゴになったと考えられます。
英語のストロベリー(strawberry)は「ワラ(straw)のベリー(berry)」という意味ですが、その由来も諸説あり、「麦わらをしいて育てた」「麦わらに包まれて売られていた」などといわれます。
イチゴ全般の花言葉
「尊重と愛情」「幸福な家庭」「先見の明」「あなたは私を喜ばせる」
花言葉の由来
花言葉の「先見の明」は、西洋の古い時代にイチゴの根と葉をつけた水が眼をひやし、視力を回復させると信じられていたことに由来するといわれます。「幸福な家庭」の花言葉は、親株から多数の小ヅルが出ている様子からつけられたといわれます。
また、「尊重と愛情」「完全なる善」(西洋の花言葉)は、イチゴがキリスト教において聖ヨハネと聖母マリアにささげられ、両者のエンブレムになっていることにちなむといわれます。
イチゴの言い伝え
キリスト教以前、アングロ・サクソン民族は、イチゴを北欧神話に登場する愛と結婚の女神フリガの果物と考えていました。フリガは神々の王オーディンの妻で、女神のなかでもっとも美しく、鷹の翼をもって空を飛び、ネコにひかせた二輪車にのって地上を走ったといわれます。また、幼子が亡くなると、その亡きがらをイチゴでおおい、ひそかに天国に運びだすとも言い伝えられています。
なお、英語で金曜日を意味するフライデー(Friday)は、「フリガの日」という意味であるといわれます。
ニゲラ Nigella
晩春~初夏の花(最盛期は5月)。花色は白、青、黄、ピンク、紫など。
花名の由来
属名の学名「Nigella(ニゲラ)」は、ラテン語の「niger(黒い)」が語源となり、種子の黒いことに由来します。
和名でも黒種草(クロタネソウ)と呼ばれます。
なお、ニゲラの種には香りがあり、インド料理などで香辛料として利用されます。
ニゲラ全般の花言葉
「当惑」「ひそかな喜び」
花言葉の由来
ニゲラは英語で「Love-in-a-mist(霧のなかの恋)」とも呼ばれ、花言葉の「当惑」はこれにちなむといわれます。
3月31日生まれの有名人
日本
・足利義輝 (室町幕府第13代将軍 / 1536年3月31日~1565年6月17日)
・舘ひろし (俳優 / 1950年3月31日)
・小川直也 (柔道選手、プロレスラー / 1968年3月31日)
・宮迫博之 (お笑い芸人 / 1970年3月31日)
海外
・アンリ2世 (フランス王 / 1519年3月31日~1559年7月10日)
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