
「カタクリ」「コブシ」「ハナビシソウ」
片栗 Katakuri
春の花。花色は紫、ピンク、白など。
花名の由来
属名の学名「Erythronium(エリスロニウム)」は、ギリシア語の「erythros(赤)」が語源となり、赤い花をつけるヨーロッパ原産の種にちなみます。
カタクリは古く「かたかご(籠を傾けたように咲くことなど語源には諸説あり)」と呼ばれ、それが転じて「かたくり」になったともいわれます。
英語では和名と同じ「Katakuri」や「Dogtooth violet(犬歯のスミレ)」と呼ばれます。
カタクリ全般の花言葉
「初恋」「寂しさに耐える」
花言葉の由来
花言葉の「初恋」は、うつむいて咲く花姿から、恥じらいにより自分の気持ちをうまく伝えられない、せつない初恋の気持ちを連想したものであるといわれます。「寂しさに耐える」の花言葉もうつむいて咲く姿にちなみます。
辛夷 Kobushi magnolia
春の花(最盛期は3~4月)。花色は白。
花名の由来
和名のコブシは、集合果でデコボコした果実の形状が握りこぶしに似ていることに由来します。つぼみの形が子どもの握りこぶしに似ているとする説もあります。
昔はコブシの花が咲く時期に田打ち作業を始めたことから「田打ち桜(タウチザクラ)」の別名もあります。
属名の学名「Magnolia(マグノリア)」は、18世紀のフランスの植物学者ピエール・マニョル(Pierre Magnol / 1638~1715)の名前にちなみます。
英語では、和名から「Kobushi magnolia」や「Northern Japanese magnolia」などと呼ばれます。
コブシ全般の花言葉
「友情」「友愛」「愛らしさ」
花言葉の由来
花言葉の「愛らしさ」は、子ともの握りこぶしのようなつぼみの形にちなむともいわれます。
「友情」「友愛」の花言葉は、純白で曇りのない花姿に由来するといわれます。
花菱草 California poppy
春~初夏の花。花色は黄、オレンジ、赤、ピンク、白。
花名の由来
属名の学名「Eschscholzia(エッショルチア)」は、現在のエストニア生まれのドイツ人医師であり博物学者のヨハン・エッシュショルツ(Johann Friedrich von Eschscholtz / 1793~1831)の名前にちなみます。
和名の「花菱草(ハナビシソウ)」は、花の形が花菱紋(4枚の花弁を菱形にしたもの)に似ていることに由来します。
英語ではカリフォルニア州原産の花でポピーに似ていることから「California poppy(カリフォルニアポピー)」や「Golden poppy」などと呼ばれています。現在はカリフォルニア州の州花になっています。
ハナビシソウ全般の花言葉
「富」「成功」「私を拒絶しないで」
花言葉の由来
アメリカ西部の原産地では春になるとあたり一面が黄金色に染まるほどの大群生をつくってこの花が咲くといいます。花言葉の「富」「成功」は、これを見たスペインの探検家たちがこの地を黄金の西部と呼んだことに由来するといわれます。
「私を拒絶しないで(Do not refuse me)」の花言葉は、他の花(バラ、ユリ、チューリーップ、キク、カーネーションなど)にも共通するように、黄色い花には不吉な意味をもつ花言葉が多く、花の色に由来すると考えられます。
3月24日生まれの有名人
日本
・天野ひろゆき (お笑いタレント / 1970年3月24日)
・原田泰造 (お笑いタレント / 1970年3月24日)
・羽鳥慎一 (フリーアナウンサー / 1971年3月24日)
・くわばたりえ (お笑いタレント / 1976年3月24日)
・持田香織 (ミュージシャン / 1978年3月24日)
・綾瀬はるか (女優 / 1985年3月24日)
・井岡一翔 (プロボクサー / 1989年3月24日)
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