
「タンポポ」「デルフィニウム」「グラジオラス」「スイートアリッサム」「ヒマラヤユキノシタ」
タンポポ Dandelion
春の花(最盛期は3~4月)。花色は黄、白など。
花名の由来
江戸時代の花名は、鼓草(ツヅミグサ)。その後、日本伝統の楽器である鼓(つづみ)をたたく音の「タン」「ポポ」という擬音語が語源となり、タンポポと呼ばれるようになったともいわれます。
英名のダンディライオン(dandelion)は、フランス語の「dent-de-lion(ライオンの歯)」に由来し、タンポポのギザギザした葉がライオンの牙に似ていることにちなみます。
タンポポ全般の花言葉
「愛の神託」「神託」「真心の愛」「別離」
花言葉の由来
花言葉の「愛の神託」「神託」は、古くからヨーロッパにおいてタンポポの綿毛で恋占いをしていたことに由来します。「別離」の花言葉は、綿毛が飛んでいくさまにちなみます。
デルフィニウム Delphinium
春の花。花色は青、紫、ピンク、白など。
花名の由来
属名の学名「Delphinium(デルフィニウム)」は、ギリシア語でイルカを意味する「delphis」を語源とし、この植物のつぼみの形がイルカに似ていることにちなみます。
和名の大飛燕草(オオヒエンソウ)は、花の形がツバメが飛ぶ姿に似ていることに由来します。
デルフィニウム全般の花言葉
「清明」
花言葉の由来
花言葉の「清明」は、やわらかく重なりあった花びらの質感やさわやかな花色といったデルフィニウムの花姿に由来するといわれます。
グラジオラス Gladiolus
夏~秋の花(最盛期は7月)。
花色は赤、ピンク、紫、白、黄、オレンジ、青、緑など。
花名の由来
属名の学名「Gladiolus(グラジオラス)」は、
ラテン語の「gladius(剣)」を語源とし、
葉の形が剣に似ていることにちなみます。
アヤメ科の植物で、
唐菖蒲(トウショウブ)や
オランダ菖蒲(オランダアヤメ)とも呼ばれます。
英語ではその葉の形から
「Sword lily(剣のユリ)」ともいいます
グラジオラス全般の花言葉
「密会」「用心」「思い出」「忘却」「勝利」
色別の花言葉
赤いグラジオラス
「堅固」「用心深い」
ピンクのグラジオラス
「たゆまぬ努力」「ひたむきな愛」「満足」
紫のグラジオラス
「情熱的な恋」
花言葉の由来
花言葉の「密会」「用心」は、
古代ヨーロッパにおいて、
人目を忍ぶ恋人たちが
この花の数で密会の時間を知らせていたことに由来します。
庭薺 Sweet alyssum
春と秋の花。花色は白、赤、ピンク、オレンジ、紫。
花名の由来
和名は庭薺(ニワナズナ)ですが、一般にスイートアリッサムやアリッサムと呼ばれます。アリッサム(Alyssum)は別属(ミヤマナズナ属)の学名ですが、かつて本種がミヤマナズナ属に分類されていたことに由来します。
英語でも香りのよさから「Sweet alyssum(スイートアリッサム)」と呼ばれています。
スイートアリッサム全般の花言葉
「優美」「美しさに優る価値」
花言葉の由来
花言葉の「優美」は、春と秋に白い小花をあふれんばかりに咲かせながら芳香をただよわせるようすにちなむともいわれます。
ヒマラヤ雪の下 Himalayan creeping saxifrage
早春の花。花色はピンク、白。
花名の由来
属名の学名「Bergenia(ベルゲニア)」は、ドイツの植物学者カール・ベルゲン(Karl August von Bergen / 1704~1759)の名前にちなみます。
和名の「ヒマラヤ雪の下」は、ヒマラヤ地方が原産で寒さに強く、雪がつもってもその下でつやのある緑の葉を茂らしていることにちなむといわれます。
英語では「Himalayan creeping saxifrage」と呼ばれています。
ヒマラヤユキノシタ全般の花言葉
「秘めた感情」「順応」
花言葉の由来
花言葉の「秘めた感情」は、冷たい雪の下でも枯れることなく、早春にピンク色の可憐な花を咲かせることに由来するともいわれます。
「順応」の花言葉は、暑さ寒さに強く育てやすいことにちなむともいわれます。
3月23日生まれの有名人
日本
・松方正義 (第4・6代内閣総理大臣 / 1835年3月23日~1924年7月2日)
・黒澤明 (映画監督 / 1910年3月23日~1998年9月6日)
・川上哲治 (プロ野球選手、野球監督 / 1920年3月23日~2013年10月28日)
この記事へのコメントはありません。