3月15日の誕生花

 

「クンシラン」「イベリス」「ワスレナグサ」「ホワイトレースフラワー」

クンシラン

花名の由来

属名の学名「Clivia(クリビア)」は、19世紀に植物学発展のために援助をした英国クライヴ家(Clive)出身の公爵夫人を讃えて名づけられました。

和名の君子蘭(クンシラン)は、明治時代にクリビア・ノビリス(Clivia nobilis)という種が日本に渡来し、そのノビリス( “高貴” という意味)にちなんで名づけられました(「君子」は学識・人格ともにすぐれた人や高位の人を指す言葉です)。しかし、近縁種のクリビア・ミニアタ(Clivia miniata)が普及するとこれをクンシランと呼ぶようになりました。

なお、「ラン」の名がついていますが、ランの仲間ではなく、ヒガンバナ科の植物です(クロンキスト体系ではユリ科に分類)。

英語では「Kaffir lily(南アフリカのユリ)」や学名のまま「Clivia(クリビア)」と呼ばれます。

クンシラン全般の花言葉

「高貴」「誠実」「情け深い」

花言葉の由来

花言葉の「高貴」「誠実」は、花名のもとになった「nobilis(高貴)」や花名の「君子」にちなみます。

 

イベリス

花名の由来
属名の学名「Iberis(イベリス)」は、スペインの別称「Iberia(イベリア)」を語源とし、この植物の多くの種がイベリア半島に自生していることに由来します。

英語では「Candytuft(キャンディタフト / 砂糖菓子のふさ・束)」と呼ばれます。これは小さな花が集まってこんもりと咲く姿がお菓子の束のように見えることに由来するといわれます。

また、太陽に向かって花茎が曲がる特徴から「屈曲花(マガリバナ)」の別名もあります。多年草のイベリス・センペルヴィレンスは「常盤薺(トキワナズナ)」とも呼ばれます。

イベリス全般の花言葉

「心をひきつける」「初恋の思い出」「甘い誘惑」

花言葉の由来

花言葉の「心をひきつける」は、太陽に向かって花茎が曲がる特徴にちなむといわれます。「初恋の思い出」「甘い誘惑」の花言葉は、花の甘い芳香や愛らしい花姿に由来するともいわれます。

 

ワスレナグサ

花名の由来
この花のドイツ名は「vergissmeinnicht(私を忘れないで)」。英語でもその直訳の「forget-me-not」と呼ばれています。日本でも同様に「忘れな草」「勿忘草」と名づけられました。この花名は、中世ドイツの悲恋伝説に登場する騎士の言葉に由来します。

ワスレナグサ全般の花言葉

「真実の愛」「私を忘れないで」

花言葉の由来

花言葉の「真実の愛」「私を忘れないで」も中世ドイツの悲恋伝説に由来します。

 

ホワイトレースフラワー

花名の由来
花名のレースフラワーは、繊細な小花がふんわりと集まって咲く姿が豪華なレースのように見えることにちなみます。

レースフラワーの名で流通しているものには地中海原産で白い花の「ホワイトレースフラワー(セリ科ドクゼリモドキ属)」とオーストラリア原産で青紫色の「ブルーレースフラワー(ウコギ科トラキメネ属)」があります。一般にレースフラワーといえば、ホワイトレースフラワーを指します。

ホワイトレースフラワーの和名は「毒芹擬き(ドクゼリモドキ)」といい、猛毒を含むドクゼリと外見が似ていることに由来します。

ホワイトレースフラワー全般の花言葉

「可憐な心」「細やかな愛情」「感謝」

花言葉の由来

花言葉の「可憐な心」や「細やかな愛情」は、かわいらしく清楚で繊細な花姿に由来するといわれます。

 

3月15日生まれの有名人

日本

・原敬 (第19代内閣総理大臣 / 1856年3月15日~1921年11月4日)
・肥後克広 (お笑いタレント / 1963年3月15日)
・武豊 (騎手 / 1969年3月15日)
・山本”KID”徳郁 (総合格闘家 / 1977年3月15日)
・とにかく明るい安村 (お笑いタレント / 1982年3月15日)
・マイコ (女優 / 1985年3月15日)
・北乃きい (女優 / 1991年3月15日)

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