2月5日誕生花

 

「オキナグサ」「サクラソウ」「ボケ」

翁草 Nodding anemone

春の花。花色は暗赤紫など。

花名の由来

属名の学名「Pulsatilla(プルサティラ)」は、ラテン語の「pulso(打つ、鳴る)」を語源とし、花の形を鐘(かね)にたとえたものです。

和名の翁草(オキナグサ)は、果実に白く長い毛があり、その姿を翁(男の老人)の頭にたとえたものです。また、全体が白毛におおわれていることから猫草(ネコグサ)の別名もあります。

英語では「Nodding anemone(うなずく(下方に垂れた)アネモネ)」と呼ばれます。明治時代に日本に渡来したヨーロッパ原産のセイヨウオキナグサは「Pasque flower」と呼ばれます。

オキナグサ全般の花言葉

「清純な心」「告げられぬ恋」「何も求めない」「裏切りの恋」

花言葉の由来

花言葉の「清純な心」「告げられぬ恋」は、うつむいて咲く花姿から、恥じらいにより自分の気持ちをうまく伝えられない、清純な乙女の気持ちを連想したものであるともいわれます。

「裏切りの恋」の花言葉は、当初はうつむいて咲いていた花が盛りを過ぎると上向きに変化することにちなむともいわれます。

 

桜草 Japanese primrose

春の花。花色はピンク、赤、紫、白など。

花名の由来

花名の桜草(サクラソウ)は、花の形や色がサクラに似ていることに由来するといわれます。

学名「Primula sieboldii(プリムラ・シーボルディ)」は、江戸時代に長崎オランダ商館の医官として滞在したドイツの博物学者シーボルト(Siebold / 1796~1866)の名にちなみます。

サクラソウ全般の花言葉

「初恋」「憧れ」「純潔」

花言葉の由来

ピンクや白などのかわいいハート形の花びらが特徴のサクラソウ。その5つの花びらは個々に分離した離弁花ではなく、それぞれがつながった合弁花です。花言葉の「初恋」「純潔」は、かわいらしく清楚な花姿にちなむともいわれます。

 

木瓜 Japanese quince

冬~春の花(最盛期は3~4月)。花色は赤、ピンク、白など。

花名の由来

属名の学名「Chaenomeles(カエノメレス)」は、ギリシア語の「chaino(開ける)」と「melon(リンゴ)」が語源となり、熟した果実に裂け目ができることにちなむといわれます。

和名の「木瓜(ボケ)」は、果実が瓜(ウリ)に似ていることから、木になる瓜で「木瓜(もけ)」と呼ばれ、その後「ぼけ」に転訛したともいわれます。

英語では「Japanese quince(日本のマルメロ)」や「Flowering quince」と呼ばれます。

なお、ボケには冬に咲き出すものと春に開花するものがあり、冬咲きのものを「寒木瓜(カンボケ)」といいます。

ボケ全般の花言葉

「平凡」「早熟」「先駆者」

花言葉の由来

花言葉の「平凡」は、ボケが低木で小さい庭に向いていることにちなむといわれます。

 

2月5日生まれの有名人

日本

・三条天皇 (第67代天皇 / 976年2月5日~1017年6月5日)
・大地真央 (女優 / 1956年2月5日)
・川上麻衣子 (女優 / 1966年2月5日)
・森脇健児 (お笑いタレント / 1967年2月5日)
・長州小力 (お笑いタレント / 1972年2月5日)

海外

・クリスティアーノ・ロナウド (ポルトガルのプロサッカー選手 / 1985年2月5日)
・ネイマール (ブラジルのプロサッカー選手 / 1992年2月5日)

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