
椿 Camellia
冬~春の花(最盛期は1~2月)。花色は赤、白、ピンク、黄、複色など。
花名の由来
古代人はツバキの花よりも、冬になっても落ちず、常に緑の葉を見ることができる(常緑樹)の葉に神聖なものを感じていたといいます。
名前の由来は、葉が丈夫なことから「強葉木(つばき)」が転じたとする説、つやのある葉から「艶葉木(つやはき)」が転じたとする説、葉が厚いことから「厚葉木(あつばぎ)」が転じた説などがあります。
なお、ツバキの「椿」は、日本でつくった国字で、春に花が咲くことをあらわしています。
属名の学名「Camellia(カメリア)」は、現在のチェコ出身の宣教師、植物学者であったゲオルク・ヨーゼフ・カメル(1661~1706)の東洋における植物調査の功績を記念した名前であり、1735年にスウェーデンの植物学者カール・フォン・リンネ(1707~1778)が日本のツバキにカメリアと命名しました。
ツバキ全般の花言葉
「控えめな優しさ」「誇り」
色別の花言葉
赤いツバキ
「控えめな素晴らしさ」「気取らない優美さ」「謙虚な美徳」
白いツバキ
「完全なる美しさ」「申し分のない魅力」「至上の愛らしさ」
ピンクのツバキ
「控えめな美」「控えめな愛」「慎み深い」
花言葉の由来
「控えめな優しさ」「控えめな素晴らしさ」「控えめな美」など、”控えめ”がつく花言葉は、ツバキの花に香りがないことに由来するといわれます。
ツバキと忌避
ツバキの花が散るときには、花びらが個々に散るのではなく、花が丸ごとポトリと落ちます。そのことを理由にツバキを嫌って避けることがあります。
お見舞い
入院などのお見舞いに持っていくことはタブーとされています。
競馬
馬の世界において落馬を連想させるとして、競馬の競走馬や馬術競技馬の名前としては避けられます。
武士
武士は首が落ちる様子に似ているとして、ツバキを嫌ったといわれます。ただし、それは幕末から明治時代以降の流言であり、江戸時代に忌み花とされた記述はないようです。
ツバキとサザンカの見分け方
同じツバキ属のツバキとサザンカはよく似ていますが、一般に以下のような見分け方があります。
・ツバキは花が丸ごと落ちますが、サザンカは花びらが個々に散る
・ツバキの雄しべは花糸が下半分くらいくっついていますが、サザンカは花糸がくっつかない
・ツバキの花は完全には平開しませんが(カップ状)、サザンカはほぼ完全に平開する
・ツバキの葉柄には毛がありませんがが(ユキツバキには毛がある)、サザンカは葉柄に毛が生える
・サザンカは晩秋~初冬にかけて咲き、ツバキは晩冬~春にかけて咲く
2月3日生まれの有名人
日本
・川合俊一 (バレーボール選手 / 1963年2月3日)
・有田哲平 (お笑い芸人 / 1971年2月3日)
・吉岡美穂 (タレント / 1980年2月3日)
・柳原可奈子 (お笑いタレント / 1986年2月3日)
・橋本環奈 (歌手、タレント / 1999年2月3日)
・吉田羊 (女優 / 2月3日)
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