
「モクレン」「プリムラ」「タンポポ」
木蓮 Magnolia
春の花(最盛期は4月)。花色は紫、ピンク、赤、黄など。
花名の由来
和名の「木蓮(モクレン)」は、花がハス(蓮)に似ていることに由来します。かつてはラン(蘭)に似ているということで「木蘭(モクラン)」と呼ばれていたこともあります。
紫の花色から「紫木蓮(シモクレン)」の別名もあります。
属名の学名「Magnolia(マグノリア)」は、18世紀のフランスの植物学者ピエール・マニョル(Pierre Magnol / 1638~1715)の名前にちなみます。
英語でも学名と同じ「Magnolia(マグノリア)」と呼ばれます。シモクレンは「Mulan magnolia」「Purple magnolia」「Lily magnolia」など、ハクモクレンは「Yulan magnolia」「Lily tree」などと呼ばれます。
モクレン全般の花言葉
「自然への愛」「崇高」「持続性」
花言葉の由来
花言葉の「自然への愛」は、春の花がいっせいに咲き誇る季節に、枝先に紫色の大きな花をつけ、自身もめいいっぱい自然を謳歌しているようなその花姿にちなむともいわれます。
プリムラ Primrose
冬~春の花(最盛期は12~3月)。花色は赤、紫、ピンク、白、黄、オレンジなど。
花名の由来
プリムラと呼ばれる花はとても種類が多く、一般にサクラソウ属(Primula)の花の総称として使われています。
属名の学名「Primula(プリムラ)」は、ラテン語の「primos(最初の)」を語源とし、早春に他に先駆けて咲くことにちなみます。
英名の「Primrose(プリムローズ)」は、「最初のバラ」という意味で、バラの花のように美しいことをあらわしています。
プリムラ全般の花言葉
「青春のはじまりと悲しみ」「青春の恋」
色別の花言葉
赤いプリムラ
「美の秘密」「後援のない功績」
紫のプリムラ
「信頼」
種類別の花言葉
プリムラ・シネンシス
「永遠の愛情」
プリムラ・ポリアンサ
「富の誇り」「無言の愛」
プリムラ・オブコニカ
「しとやかな人」「青春の美しさ」
プリムラ・ジュリアン
「青春の喜びと悲しみ」
プリムラ・マラコイデス
「素朴」「気取らない愛」「運命を開く」
花言葉の由来
プリムラ全般の花言葉の「青春のはじまりと悲しみ」は、プリムラが寒いころに咲きだし、夏を待ちながらそれに逢わずに死んでしまうことに由来するともいわれます。赤いプリムラの「後援のない功績」は、寒さのなかで花を咲かせることにちなみます。
プリムラ・シネンシス「永遠の愛情」は、花期が10月~4月と長く続くことに由来します。プリムラ・ポリアンサの「富の誇り」は、花が多いことが富を連想させるためにつけられました。プリムラ・オブコニカの「しとやかな人」は、ピンクやサーモンピンク、淡紫色などの上品な色の花をつけることにちなむといわれます。
タンポポ Dandelion
春の花(最盛期は3~4月)。花色は黄、白など。
花名の由来
江戸時代の花名は、鼓草(ツヅミグサ)。その後、日本伝統の楽器である鼓(つづみ)をたたく音の「タン」「ポポ」という擬音語が語源となり、タンポポと呼ばれるようになったともいわれます。
英名のダンディライオン(dandelion)は、フランス語の「dent-de-lion(ライオンの歯)」に由来し、タンポポのギザギザした葉がライオンの牙に似ていることにちなみます。
タンポポ全般の花言葉
「愛の神託」「神託」「真心の愛」「別離」
花言葉の由来
花言葉の「愛の神託」「神託」は、古くからヨーロッパにおいてタンポポの綿毛で恋占いをしていたことに由来します。「別離」の花言葉は、綿毛が飛んでいくさまにちなみます。
2月19日生まれの有名人
日本
・藤岡弘、 (俳優 / 1946年2月19日)
・村上龍 (小説家 / 1952年2月19日)
・薬丸裕英 (俳優、タレント / 1966年2月19日)
・山本高広 (ものまねタレント / 1975年2月19日)
・中島美嘉 (歌手 / 1983年2月19日)
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