
「バラ」「ヒイラギ」「ブルーデージー」「ヤドリギ」
薔薇 Rose
周年出回る花(最盛期は6月)。花色は赤、ピンク、白、青、黄、オレンジ、緑、紫、複色など。
花名の由来
属名の学名「Rosa(ローザ)」は、古代ギリシア語でバラを意味する「rhodon(ロドン)」やケルト語で赤色を意味する「rhodd(ロッド)」が語源であるといわれます。
和名の「ばら」は、トゲのある低木の総称である「いばら(茨)」が転訛した(または、略された)ものといわれます。
バラには通常「薔薇」の字をあてますが、この語は音読みで「そうび」「しょうび」とも読みます。
バラ全般の花言葉
「愛」「美」
色別の花言葉
赤いバラ
「あなたを愛してます」「愛情」「美」「情熱」「熱烈な恋」
白いバラ
「純潔」「私はあなたにふさわしい」「深い尊敬」
ピンクのバラ
「しとやか」「上品」「感銘」
青いバラ
「夢かなう」「不可能」「奇跡」「神の祝福」
黄色いバラ
「愛情の薄らぎ」「嫉妬」「友情」
赤いバラのつぼみ
「純粋と愛らしさ」「純粋な愛に染まる」
白いバラのつぼみ
「恋をするには若すぎる」「少女時代」
バラのトゲ
「不幸中の幸い」
花言葉の由来
愛と美の象徴であるバラ。花の色別、つぼみ、トゲにも花言葉があり、あらゆる花のなかでその数がもっとも多くなります。古くから想い人へ気持ちを伝える花として用いられ、花言葉のほとんどが恋愛に関するものです。
柊 False holly
初冬の花。花色は白。
花名の由来
和名の「ひいらぎ」は、葉の縁にあるトゲに触れると痛いことから、ヒリヒリ痛むを意味する「疼ぐ(ひひらぐ)」が語源であるといわれます
ヒイラギ全般の花言葉
「用心深さ」「先見の明」「保護」
花言葉の由来
ヒイラギの花は、同じモクセイ属のキンモクセイに似た甘い香りを放ちますが、この葉にはトゲがあり、むやみに近づいたり触ることができないことから「用心深さ」という花言葉がつきました。花言葉の「保護」は、トゲのあるヒイラギが魔除けになるといわれていることに由来します。
ブルーデイジー 瑠璃雛菊 Blue daisy
春、冬の花。花色は青、白、ピンク。
花名の由来
属名の学名「Felicia(フェリシア)」は、ラテン語の「felix(恵まれている)」が語源で、花の形や花数が多いことに由来するともいわれます。
英語では「Blue daisy(ブルーデイジー)」や「Blue marguerite(ブルーマーガレット)」と呼ばれますが、本種はデイジー(ヒナギク属)やマーガレット(モクシュンギク属)とは違うルリヒナギク属の植物です。
ブルーデイジー全般の花言葉
「恵まれている」「幸福」「協力」
花言葉の由来
青い花びらと黄色の管状花のコントラストがひときわ美しいブルーデイジー。花言葉の「恵まれている」「幸福」は、学名の語源「felix(恵まれている)」にちなむといわれます。
宿り木 Mistletoe
早春の花。花色は黄など。
花名の由来
属名の学名「Viscum(ヴィスカム)」は、ラテン語の「viscum(とりもち)」を語源とし、果実の内部に粘りがあり、タネがそれに包まれていることに由来するともいわれます。
和名の「宿り木、寄生木(ともにヤドリギ)」は、この植物がエノキ、クリ、ブナ、ミズナラ、ケヤキ、サクラ、ヤナギなどの落葉樹に寄生し、その幹から養分などを吸い取って生息することにちなみます。
英語では「Mistletoe(ミスルトー)」と呼ばれます。
ヤドリギ全般の花言葉
「私にキスして」「困難に打ち克つ」
花言葉の由来
花言葉の「私にキスして」は、クリスマスにはヤドリギの下でキスすることが許される風習(下記参照)にちなみます。「困難に打ち克つ」の花言葉は、ヤドリギが氷雪のなかでも緑を保つことに由来します。
12月25日生まれの有名人
日本
・植木等 (コメディアン、俳優 / 1926年12月25日~2007年3月27日)
・三浦大輔 (プロ野球選手 / 1973年12月25日)
・武井咲 (女優 / 1993年12月25日)
海外
・アイザック・ニュートン (イングランドの物理学者 / 1642年12月25日~1727年3月20日)
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