
「アングレカム」「アロエ」「マーガレット」
アングレカム Angraecum
冬の花。花色は白、淡緑。
花名の由来
属名の学名「Angraecum(アングレカム)」は、着生ラン(樹木や岩などにくっついて生育しているラン)を意味するマレー語の「angurek」に由来します。
英語では大輪の花を咲かせる種のアングレカム・セスキペダレを「Darwin’s orchid(ダーウィンのラン)」(下記参照)、また開花時期から「Christmas orchid(クリスマスのラン)」とも呼んでいます。花の形からアングレカム属の植物は「Comet orchid(星型のラン)」とも呼ばれます。
ダーウィンのラン
自然淘汰による進化論を提唱したイギリスの生物学者チャールズ・ダーウィン(1809~1882)は、アングレカム・セスキペダレの非常に長い距(花の一部分が長く後ろに伸びたもの / 20~35cm)に着目し、距の奥の蜜腺までとどく長い口吻を持った蛾が存在すると推察しました。
それについて論争がおきましたが、ダーウィンの死後、1903年にダーウィンの予測に当てはまる蛾(キサントパンスズメガ)が発見され、ダーウィン説が実証されました
アングレカム全般の花言葉
「祈り」「いつまでもあなたと一緒」
花言葉の由来
花言葉の「祈り」は、アングレカムの静謐な雰囲気にちなむともいわれます。
アロエ Aloe
冬の花。花色は赤、オレンジ、ピンク。
花名の由来
属名の学名「Aloe(アロエ)」は、アラビア語で “苦味ある” を意味する「alloeh(アロエ)」が語源であるといわれます。
日本では江戸時代に蘭学者が「Aloe」を「ロエ」とよみ、漢字音をあてはめた和名として「蘆薈」と書かれました。ただし、ロエとは読まずに「ロカイ」と読まれるようになったといわれます。
アロエ全般の花言葉
「苦痛」「悲嘆」
花言葉の由来
花言葉の「苦痛」は、葉の縁にトゲがあることにちなむといわれます。
マーガレット Marguerite
春の花(最盛期は3~5月)。花色は白、ピンク、黄、オレンジ、赤。
花名の由来
マーガレットの花名は、その美しい白い花にちなみ、真珠という意味のギリシア語「マルガリーテス」が語源になります。
マーガレットの和名「木春菊(モクシュンギク)」は、葉の形が同じキク科のシュンギクに似ていることに由来します。
マーガレットはアフリカ西海岸のカナリア諸島原産の花をフランスで園芸用に改良したもので、英語では「Paris daisy(パリス・デージー)」とも呼ばれます。
マーガレット全般の花言葉
「恋占い」「真実の愛」「信頼」
花言葉の由来
「恋占い」の花言葉は、マーガレットが「好き、嫌い、好き、嫌い・・・」と花びらを一枚ずつ散らしながら占う、恋占いの花として使われることにちなみます。また、マーガレットがギリシア神話の女性の守護神アルテミスに捧げる花であったことから、女性が求める最高の幸せとして「真実の愛」の花言葉がつけられたといわれます。
11月22日生まれの有名人
日本
・aiko (シンガーソングライター / 1975年11月22日)
・遠野なぎこ (女優 / 1979年11月22日)
・芦名星 (女優 / 1983年11月22日)
海外
・スカーレット・ヨハンソン (米国の女優 / 1984年11月22日)
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