観葉植物の10月のお手入れ・冬の準備

 

この頃相談されることが多い、観葉植物の今の時期の管理の仕方です。

 

観葉植物は暖かいところが原産というものが多いので、

観葉植物にとってはそろそろ冬の準備をする時期です。

 

ここ和歌山の最近の天気は、また夏に戻ったの?

と思うくらいの暑さだったのですが

それでも、確実に季節はかわってきています。

 

夏場は風通しのいい置き場所が適していた観葉植物も、11月に入るまでには、室内への取り込みが必要です。

ただし、私が住んでいる和歌山の岩出市の気候であれば、

アイビーやオリヅルラン、などの地植えにしているものはそのまま冬越しできます。

でも、今の時期に地植えにするのは、生育がストップする時期なのでNG。

生育が活発な5月~9月が適期です。

 

観葉植物の置き場所

最低気温が15℃以下になるころを目安に、室内に鉢を入れます。

アンスリューム、クロトン、ディフェンバギアなど寒さに弱いものは早めに、

パキラなど比較的強くて日当たりを好むものは、少し遅めに入れます。

また、玄関の入口に置く場合は、冬場の地面からの冷気を防ぐために直接おかず、台の上にのせます。

また、屋外で育つものは日光を好みますので、

室内に置く場合、日当たりのよいエアコンの風が直接当たらない場所においてください。

 

水やり

季節に関係なく、水やりは土の状態を確かめるのが基本です。

何日に一回とかではなく、

土を触ってみて乾いている(鉢と土に隙間ができている、持った時に軽い、土の表面が白っぽくなっている状態)時に、

鉢底から水が流れ出るくらいたっぷり土に与えます。

流れ出た水は、受け皿に残さないでください。

根腐れの原因になります。

そして、土が乾いたらまたあげる。

常に、土が湿っている状態ではなく、メリハリが重要です

暖房が聞いている部屋とそうでない部屋、置き場所によっても変わりますので

必ず、土を触って確かめて下さい。

また、たまに葉水をあげる(葉に霧吹きで水をかける)ことで、害虫を予防できます。

ただし、サンスベリア(虎の尾)は春になるまで、水を与えません。

たまに葉の表面を、きれいにしてあげる程度で大丈夫です。

 

肥料

観葉植物は寒い時期は生育がストップもしくはゆっくりになりますから与えなくてもいいです。

 

取り入れる前に

観葉植物の植え替えの適期は生育が活発な5月~9月なのですが

ひっくりかえりそうなほど大きく育ち、植え替えがどうしても必要な場合は、

できるだけ早い時期に

根鉢を崩さないように注意してそっと抜き、ひとつ大きなサイズの鉢に植え替えます。

大きすぎる鉢はNGです!!

土の量に対して根の量が少ないので、吸い上げる水の量が少なくなり、鉢土がなかなか乾きません。

そのため根腐れを起こしてしまいます。

また、根が鉢壁になかなかぶつからないため、あまり枝分かれせず、

根の量が少ない弱々しい株になってしまうからです。

ですので、植え替えるときは必ず一回り大きい鉢に植え替えて下さい。

 

植え替え直後は、日陰に置くようにし、水やりも控えめにしてください。

また、大きく茂った不要な枝を切り払ったり、枯れた枝や葉は取り除きます。

その時、必ず成長点(枝のコブになったところ)は残し、その上のところで切ります。

剪定は樹形を整える程度に軽くとめておきます。

また、たいていの観葉植物は挿し木で増やすことができます。

剪定した元気な葉を利用して、水につけておくだけでも簡単に根がでてきます。

ぜひ、試してみてください。

 

元気に冬を越すためにも、今のうちに準備してあげて下さい。

 

 

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