
これからの時期、鉢花としてたくさん出回る球根性の植物「シクラメン」
室内用として扱われることが多いですが、
ここ和歌山岩出市のような比較的温暖なところでは、軒下でも十分元気に過ごします。
逆に、葉っぱの厚みも厚くなり、花が咲く期間も長くなるように思います。
ポイント
★花が枯れてきたら付け根から取り除く
①指で花茎の付け根をつまみます。
②軽くねじるようにして引っ張ります。
★葉組みをしてあげる
・購入してからしばらくすると、株の中心の葉が大きくなり、見た目のバランスが悪くなる上、小さなつぼみが葉の下に隠れて
日光が当たらずに咲く前に枯れてしまうことがあります。
中心の葉を外に引っ張ると、外側の葉に引っかかって株の中心部分にスペースができます。
そうすると日光が株の中心まで当たり、小さなつぼみも生長し花が咲くようになります。
この作業を葉組みといいます。
★暖房の効いた部屋では花や葉の茎が伸びて倒れます。
冬の適温は7~10℃と意外と低温にまで耐えます。
徐々に寒さにならした場合は、和歌山の気温なら軒下でも耐えます。
逆に気を付けたいのは高温です。
暖房の入っている部屋に置いていると、花茎や葉が伸びすぎて倒れてしまい、極端な場合は休眠してしまいます。
花を長持ちさせるためには、夜間5~10℃くらいのやや涼しい気温が理想です。
★鉢回しをする
花の咲く時期に日光不足になると花色が悪くなり小さなつぼみが咲かずに枯れてしまうことがあります。
できるだけよく日光に当てて育てましょう。
シクラメンの葉は日光の当たる方向に向く性質があるのでいつも同じ場所に置いていると株が一方に片寄ってしまいます。
一週間に一回くらいは鉢の向きを180度回して日光の当たる場所を変えてあげます。
この作業を鉢回しといいます。
★水やり・肥料
多くのものは底面吸水鉢(鉢底の受け皿の部分に水を入れておくとスポンジなどが水を吸い上げるタイプのもの)に植えられています。
受け皿に水がなくなったら、水を足せばよいです。
普通の鉢植えの場合は、土の表面が乾いたら底から水が流れ出るくらいたっぷりと与えます。
ただし、葉や花に水がかかると傷んだり腐ったりしてしまうので、先の細いジョウロを使い、葉をてでよけて与えるようにします。
底面吸水鉢でも1か月に1回は底の受け皿をはずし、鉢土の表面からたっぷりと水を与えます。
これは土の中の老廃物や濃くなった肥料の成分を水と一緒に土の中から出すためです。
肥料は9月~翌5月まで2か月に1回の割合で土の表面に化学肥料を施します。
化学肥料の代わりに1週間に1回1000~2000倍に薄めた液体肥料をあたえてもよいです。
★水切れを起こした場合
水切れをおこすと、茎が全部ダランと、垂れてしまうことがあります。
そういう時は、垂れた茎を正しい形に戻し、新聞紙で全体をくるみ、表面の土に底から流れ出るくらい水をたっぷりあげ、しばらくそのままにしておきます。
すると、また茎が元通りに立ち上がります。
試してみてください。
シクラメンは和歌山岩出市では、5月の連休明けくらいまで十分に楽しむことができます。
これからが季節のシクラメン
ながーく、ながーく咲かせて下さいね。
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